以下のように新潟代数セミナーを行います。
2講演あります。皆様のご参加をお待ちしております。
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日時:2018年12月7日(金) 16:40〜18:10
場所:新潟大学理学部A棟523室(大セミナー室)
講演者: 北川 真也(岐阜工業高等専門学校)
タイトル: Remarks on extremal trigonal fibrations on rational surfaces
アブストラクト:
相対極小な代数曲線束を備えた有理曲面を, 有理ファイバー曲面と呼ぶ.
一般ファイバーの種数を g とすれば, ピカール数は 4g+6 で抑えられる.
ピカール数が 4g+6 となる有理ファイバー曲面も存在して, このとき代数
曲線束は必ず切断を持ち, 一般ファイバーは超楕円曲線である. 更に,
このピカール数が最大の有理ファイバー曲面について, 2013年に講演者は
定義方程式を書き下したり, 可約な特異ファイバーで特徴付ける等して,
モーデル・ヴェイユ群が自明となる必要十分条件を与えた.
一般ファイバーが非超楕円的ならば, ピカール数は 3g+8 以下で, この
最大値を取ると一般ファイバーは, 平面五次曲線かトリゴナル曲線である.
後者の有理ファイバー曲面について, 講演者と Cheng Gong 氏
(Soochow Univ.), Jun Lu 氏 (East China Normal Univ.) との共同研究で,
g を 3 で割った余りが 2 のときはモーデル・ヴェイユ群が, 決して自明と
ならない事が分かった.
一方, 余りが 0, 1のときには, モーデル・ヴェイユ群が自明となり得る.
更に, ピカール数が 4g+6 となる有理ファイバー曲面の場合と同様に,
群が自明となる必要十分条件を与えた. 講演では, 共同研究の背景として,
有理ファイバー曲面のモーデル・ヴェイユ格子に関する結果も概説する.
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東京方面からお越しの方は、
11:40東京発の上越新幹線に乗って頂ければ間に合います。
東京--(上越新幹線)--新潟--(JR越後線)--新潟大学前
新潟大学理学部は五十嵐キャンパスにあります。
五十嵐キャンパスへの交通アクセス・キャンパスマップは
以下をご覧ください(理学部棟は中央のN1の建物です):
http://www.niigata-u.ac.jp/university/map/ikarashi/
新潟代数セミナーのWeb page:
http://mathweb.sc.niigata-u.ac.jp/~hoshi/NiigataAlgebraSeminar-j.html
世話人:小島秀雄、高橋剛、星明考
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