以下のように新潟代数セミナーを行います。
皆様のご参加をお待ちしております。

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日時:2016年6月17日(金) 16:30〜18:00

場所:新潟大学理学部A棟523室(大セミナー室)

講演者:青木 美穂(島根大学)

タイトル: 虚二次体の組の類数の可除性について

アブストラクト: 素数pと自然数m(>1)に対し, Q(√D)とQ(√mD)の類数が共にpで
割れる二次体の無限族の構成について考える. p=3の場合, 小松亨氏(一般化した結
果を伊東杏希子氏)による不分岐拡大を構成する方法, p=3,5,7の場合,
中野伸氏, 飯塚義睦氏,許斐豊氏による楕円曲線の有理点を用いた構成法が知られて
いる.
本講演では, D<0の場合に, 2次の線形回帰数列とその可除性を用いた不分岐拡大の
構成法を紹介する.
例えばp=5の場合, n≡±3 (mod 500) かつ n が3 の倍数でなければ
虚二次体の無限個の組:
Q(\sqrt{2-F_n})とQ(\sqrt{5(2-F_n)}) (F_nはFibonacci数)
の類数はともに5で割れること分かる.
時間があれば, 対応する整数環の高次K群の位数の可除性についても説明する.
これらの研究は, 愛知教育大学の岸康弘氏との共同研究である.

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講演後、懇親会を行います。参加予定の方は
hoshi @ math.sc.niigata-u.ac.jp
(星)までお知らせ下さるとありがたいです。よろしくお願いします。

東京方面からお越しの方は、
12:40東京発の上越新幹線に乗って頂ければ間に合います。
東京--(上越新幹線)--新潟--(JR越後線)--新潟大学前

新潟大学理学部は五十嵐キャンパスにあります。
五十嵐キャンパスへの交通アクセス・キャンパスマップは
以下をご覧ください(理学部棟は中央のN1の建物です):
http://www.niigata-u.ac.jp/university/map/ikarashi/

新潟代数セミナーのWeb page:
http://mathweb.sc.niigata-u.ac.jp/~hoshi/NiigataAlgebraSeminar-j.html

世話人:小島秀雄、高橋剛、星明考
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