尾 瀬  1986

   こんな美しい自然がそのままの姿でのこされていて,そこをおとずれることが出来ることはとても有り難
   いことである。 私にとってこころの宝である。
   ここはどのコースをたどっても最低でも1時間歩かなければ入れない。また,指定されている場所以外に
   山小屋はなく,人間に踏み荒らされていない自然が残されている。尾瀬と他の地域との一番大きな違いは
   家がないことである。人間の生活の場がないことである。
   尾瀬の中を流れる小川の自然のままの姿,そこに棲む岩魚の何と気持ちよさそうに泳いでいることか。
   最初訪れた84年のときの感動は2006年のいまだに新鮮で,また,訪問の度に新しい発見と感動がある。
   あのときには奥只見から沼山峠を越えて大江湿原に入った。原生林に囲まれ,あたり一面日光キスゲの
   満開のときで地上の世界とは思えないほどであった。
      

   1986/7/30 〜 8/1 古い写真をスキャンして載せている。
   7/30   鳩待峠着 12:40 すぐ至仏山に登る,午後の登山は NOT GOOD であるが。
                山の鼻に下山,下山道は荒れて岩がゴロゴロと危険であった。滑落者の出た年もあった。
        (その後しばらくこの道は閉ざされた)
   7/31 山の鼻より尾瀬ヶ原を見晴らし十字路へ, 見晴らし十字路から尾瀬沼へ 11:30, 
        沼尻のあたりで雷雨にあう。雹が混じり寒い。長蔵小屋到着 16:30 
   8/1   長蔵小屋発 5:30 大江湿原では日光キスゲが満開,沼山峠へ向かう