卒業生・修了生からのメッセージ


 
1. 松井直幸

理学部数学科 平成14年度卒業
新潟スバル自動車株式会社 勤務

高校までの数学と大学の数学の違いを一言で述べるなら、「図に描ける、描けない
(描きにくい)」ということだと思います。図にできない大学の数学では抽象的、論理
的な思考が身につきます。例えば「n次元の空間」を考えると、2次元ならば平面、
3次元ならば我々の生活する空間、・・・n次元ならば?このようなことも数学的に
は極々ありふれた考え方です。このような学問だからこそ、何かを自分で考え、発
見、理解する事に対して大きな喜びを感じられます。こうして大学時代に身に付けた
自分で考える事、諦めずに挑戦し続ける姿勢などは生涯の財産です。どんな社会に出
ても大きな力になるはずです。
 偉そうに書いてはみましたが、大学とはどんなところかという事も書きたいと思い
ます。よく言われるように、大学生には自由な時間があり、ある程度好きなこともで
きます。私の場合はビーチバレーに出会い、今後も続けていきたいと思えました。大
学ではやりたい事もできますし、やりたい事も見つけられる環境があります。是非、
充実していたと思えるような4年間を過ごしてください。


2. 江村英理花
 
大学院自然科学研究科博士前期課程 平成18年修了
新潟高校勤務

  大学の勉強は、どの科目も一筋縄にはいきません!とにかく、図書館と研究室にはお
世話になったと感じています。大きい机にありったけの教科書を広げ、調べたいことがあ
るときには、ぱっと立ち上がって必要な資料を探しに行ける。また、先生方に質問に行く
と、丁寧に熱心に指導して頂ける。主体的に「頑張る」ことが出来る環境で、とても心強く
、楽しく勉強ができました。
「頑張る」ことは、今の自分より良くあろうと、努力することではないかと思います。やりが
いのある教員という仕事に就くことが出来ましたが、まだまだ勉強の足りない部分が少な
くありません。しかし、うまくいかないことがあっても、その反省を活かして次を成功させよ
う!という気持ちで臨んでいます。
努力は必ず実を結ぶ、と信じています。皆さんにも、それぞれの道で、精一杯「頑張って!
」ほしいと思います。




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