日時
2005 年 7 月 6 日 15 : 30 〜 16 : 30
場所
新潟大学 理学部校舎 数学科507室
講演者
佐藤栄一 氏 (九大数理)
講演題目
Infinite-dimensional projective varieties
内容
射影多様体の無限列 {X_n} で 任意の自然数 n に対し X_n は X_{n+1} のアンプル因子の時、X_n の構造を決定することを考える (この {X_n }をinfinite-dimensional projective variety と呼ぶことにす る)。 多様体のアンプル因子の構造がわかっているとき、もとの構造を調べること。 多様体とそのアンプル因子はレフシェツ定理等によりその位相的、解析的、 代数的構造が酷似している。超平面切断した1次元低いアンプル因子の情報から元の情報を引き出すことは高次元多様体の構造解明の基本的手段である。又アンプル因子として無限列を持つものは構造が単純かつ有効な多 様体であるはずだという予想による。これらの多様体は有理曲線を持ち、多様体上でその挙動が規則性・整列性を帯び、構造にも影響する。
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