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ま え が き
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さて，このテキストは次の特徴をもたせている：
形式的方面から：
（１）半期１５回程度の講義を想定しているが，多少内容量が多いので，時間的都合で内容の一部や定理の説明などは省略してもよい．
（２）問には解をつけて理解の助けにしてある．また，各節ごとに節の問題をつけ，各章の終わりには章末の問題をつけている。
（３）注意しなければならない箇所には キケン
! のマークを設けている。
（４）自然科学系学生が主な対象であるが，経済学部等の文科系学生でも使えるように配慮した。
内容的方面から：
（１）加減乗除ができ，高等学校でのやさしい数学がわかれば，理解出来る．微分，積分，指数関数などが現れるが，読み飛ばしても差し支えない．
（２）統計的なものの見方・考え方およびそのための手法を学ぶことを第一の目標にする．
（３）理解を深めるために問には解をつけてある．
（４）理論的根拠を知りたい読者のために根拠となる定理を与えているが，原則として証明は行わない．
（５）ところどころに節の内容と関連するコラムがいれてある．
２００５年 夏
著者一同
目 次
１. 統計データの整理
１．１ 母集団と標本
１．２ 度数分布表とヒストグラム
１．３ 基本統計量
１．４ 相関関係
章末問題
２. 確率と確率分布
２．１ 確率
２．２ 確率変数と確率分布
２．３ 多次元の確率変数と確率分布
２．４ 正規分布の関連分布
２．５ 極限分布
２．６ 母集団分布
章末問題
３. 統計的推定
３．１ 点推定
３．２ １標本の場合の区間推定
３．３ ２標本の場合の区間推定
３．４ 相関係数の区間推定
章末問題
４. 統計的仮説検定
４．１ 検定の考え方
４．２ １標本の場合の仮説検定
４．３ ２組のデータの比較
４．４ 相関係数の検定
４．５ 適合度検定
４．６ 独立性の検定
章末問題
５. 回帰分析
５．１ 直線回帰
５．２ 最小２乗法
５．３ 決定係数
５．４ 回帰係数の区間推定と仮説検定
章末問題
付 録
１ 統計記号の一覧
２ 確率分布の一覧
問題略解
節の問題，章末問題の解答
参考文献
付 表
索 引
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